京都旅行4
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来てみたかったんです、貴船神社!
ここは昔ながらの縁結び神社で有名です。
夫との不仲を悲しんだ和泉式部が『悩んで死んでしまいそう』的な歌を詠んだら、
『そんなに悩むなよ』的な歌を貴船の神様が返してくれたとか。
詳細は更科日記を読んでください。
とにかく霊験あらたかなんです!
そして初めて来ましたが、私はここがめちゃめちゃ気に入ってしまいました。
言葉ではうまく表現できませんが、波長が合うというか・・・
とにかいいんです!
水神様をおまつりしているだけあって、涼しげな川辺も素敵です。
いつか旦那様とここに来ることに決めました。
早速、貴船の神様にお願いです。
『素敵な旦那様と、2人でまたここに来れますように』
・・・。
貴船の神様からの返事はなしです。
むー。
張り切り過ぎて最初の2礼を忘れてしまったのが原因でしょうか。
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まずは泉涌寺の楊貴妃観音像!
石田純一さんが参拝して東尾さんと結ばれたことで有名になりましたね。
・・・が。
歩けども歩けども見つからず、同じところをグルグル迷走です。
これは・・・私達には縁がないってこと?
写真は、迷ってる途中で偶然見つけたお釈迦様です。
誘い込まれるようにして私が入った建物の中にいらっしゃいました。
「これは丈六さん言いまして、首の血のような痕は、昔の天皇さんの身代わりだと言われております。特に首から上の病気を治してくださり、身代わり釈迦としても有名なんですよ」
お堂の方が説明してくれました。
なんてピンポイント!
まさにTくんの為のお釈迦様!
ここで会ったのも何かの縁と、早速お守りの数珠を購入。写メも撮らせてもらい、Tくんへ送信しました。
その後、すぐに楊貴妃観音様にもあうことができました。
迷ってたのが不思議なくらい、一本道。
わかりやすい所にいらっしゃいました。
ちょっとだけミステリーハンターです。
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ひとあたりがよく、いつもニコニコ。
なので温厚そうに見える私とTくん。
しかし実は2人共かなり短気で攻撃的で、有事には即立ち上がる特攻隊員でした。
そんな2人なので、喧嘩することもしばしば。
要因は主にTくんの体のことで。
Tくんの偏食が続いた時。
Tくんがタバコを再開した時。
Tくんが無理して遊びに行く時。
特に最近は多かった気がします。
普段仲がいいだけに遠慮もなく、2人共一歩も引きません。
どんどんヒートアップし、最終的には怒鳴り合いです。
私「黙って言う通りにしなさい!」
T「嫌や!自分の好きなことやもん!」
私「馬鹿!死にたいのか!」
T「我慢してまで長生きいたないわ!」
たいていこの言葉で喧嘩は終わり。
「じゃあ勝手にしろ!」
って私が電話を切るなり帰るなりするので。
その後Tくんからひたすら謝罪を受けるのですぐ仲直りはしますが、結局喧嘩の原因は何も解決させていません。
あの時。
私が感情的にならずに冷静に話し合っていたら。
Tくんは倒れなかったのかなあ。。。
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Tくんはいつでも私の味方でいてくれました。
私が仕事でうまくいかず悩んでいたとき。
T「あさみさんの仕事、僕は尊敬してて憧れなんです。一人の上司に評価されないだけで諦めないでください。僕は評価してます。目標なんです」
誰よりも励ましてくれました。
この言葉は、今も私の強みになっています。
私が仕事中熱を出して、タクシーで帰ることになった時。
T「なんでそんなになるまで気付かないんですか。すぐ限界まで無理して。弱いくせにがんばり過ぎはダメです」
誰よりも心配してくれました。
限界まで無理してぶっ倒れた人に言われたくないですね。
先輩の結婚祝いのプレゼントを徹夜して2人で作っていた時。
T「あさみさんが結婚する時には、もっとすごいの考えますよ。誰にも真似できない最高傑作で感動させます」
誰よりも私を楽しませてくれます。
いつも口だけだけど、でも、ちょっと期待しています。
今仲良くしている他部署のグループと、いつ疎遠になるかと不安がっていた時。
T「あさみさんがいないとつまらないので、僕がいる限りはいつまでも誘い続けます。2人してグループから疎遠になってしまったら、その時は2人でもっとおもしろいグループを作っていきましょうよ」
誰よりもそばにいてくれます。
私もTくんがいればどこでも楽しめると思います。
いつもいつも支えてくれて。
楽しくて。
心強い。
それに甘えていっぱい依存してたんだなあと、今更ながらに思います。
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家に到着し、何もできずにベッドに横たわり、ただただTくんとの思い出にふける。
Tくんに出会ったのは4年前。
入社2年目の私は、新入社員のTくんの職場先輩になりました。
私は初めての後輩が可愛くて。
Tくんも初めての先輩を慕ってくれて。
考え方も似てて。同い年なのもあってかすぐに意気投合しました。
そして楽しいことが大好きな2人は会社で楽しいイベント企画を提案したり、気付けば公私共にいつも一緒な仲良しさんになっていました。
そんなTくんの秘密を知ったのは3年前。
私「私立大って、大きくて綺麗で、憧れるなあ」
T「うちの大学はすごいですよ。見てみます?」
そんな会話から始まった大学訪問がきっかけです。
休日に2人で遊ぶのは、今思えばこれが初めてだったかもしれません。
大学生気分で、2人で構内ではしゃぐ。
T「会社より前から知り合ってたかったです」
私「なんで?」
T「その時の楽しみも一緒に共有できたやん」
私「仲良くなってなかったかもよ?」
T「こんなおもろい人、絶対仲良くなってるし。絶対親友ですよ」
私「・・・そっか」
その言葉が嬉しくて照れ臭くて、私は素っ気なくうつむいてしまいました。
そしてTくんの大学時代の話を聞くうちに、Tくんは自分の辛い思い出も話してくれました。
すごく大好きな人がいたこと。
その人の為に無理して働いたこと。
ある日倒れてしまったこと。
ペースメーカーを最後まで拒否し続けたこと。
体のことを知った友達が疎遠になり、傷付いたこと。
T「こんな体嫌や。好きな人より先に死んでしまう。悲しませることしかできんやん」
決して弱音を吐かないTくんが、初めて涙を見せました。
私は、黙って聞くことしかできませんでした。
それでも。
このことをきっかに、2人はもっとお互い信頼できる存在になったんじゃないかなって思います。
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